こんな人におすすめ
・HSPの特徴について知りたい
・差次感受性について知りたい
・心理学に興味がある
HSPは、良くも悪くも良くも、環境次第でサイヤ人になれる!!
【参考文献】明橋大二, 『HSPのためのハッピーアドバイス』, 1万年堂, 2023, 300p
差次感受性(さじかんじゅせい)とは?
差次感受性は、「さじかんじゅせい」と読みます。
心理学での性格の特徴を表すパーソナリティ特性の一つであり、
簡単にいうと、「環境からの影響の受けやすさ」です。
「環境感受性」とほぼ同義であると思われますが、
「環境感受性」の方がもう少し広い概念であり、「差次感受性」や「DOES」の特徴である感覚処理感受性も含めるものであると、私は理解しています。
少し難しいので、より学術的な内容が知りたい方はぜひ調べてみてください。
英語では、「differential susceptibility」と言われます。
漢字の意味がよくわからん!!笑
「差次感受性」というと、日本語の意味が分かりづらいですが、英語を訳してみると、
「differential(違い、差異の)+ susceptibility(影響の受けやすさ、感じやすさ)」 で、
「(環境などの)違いの感じやすさ」といった理解ができそうです。
差次感受性の歴史
精神医学の分野で、「ストレス脆弱性モデル」というものが用いられていました。
これは、もともとストレスに対して影響を受けやすい人、脆弱性がある人がいるという考えです。
しかし、心理学者のジェイ・ペルスキーとマイケル・プルースは、
ネガティブな影響だけではなく、ポジティブな影響も受けやすい特徴があるのではないかと考え、「差次感受性」が提唱されました。
HSPと「差次感受性」
HSPは、この「差次感受性」が人一倍、強いとされています。
誰でも、この感受性はもちますが、その強さが異なるのです。
そのため、良い環境から得られるポジティブな影響は大きいですが、
逆に悪いものからは、ネガティブな影響も大きくなります。
たしかに、誰と一緒にいるかによって、自分の気持ちや、能力までもが少なからず左右されてしまう感覚があります。
また、それは現在の環境もそうですが、子どもの頃の経験など、過去の経験からの影響の受けやすさも同じことが言えそうです。
過去に、周りの人、親、先生、友達とどのような経験をしたかが、その後の行動パターンに影響することがありますが、その影響の受けやすさがHSPは強いかもしれません。
まとめ
「差次感受性」とは「環境からの影響の受けやすさ」です。
周りに影響されやすいHSPですが、
良い環境、人間関係、経験からはポジティブなエネルギーを得ることができます!
もしかしたら、過去に大きなトラウマ、嫌な経験があり、それによって性格が変わってしまったと思う人もいるかもしれません。
ですが、逆に言えば、これからの経験でも、より大きな良い影響も受けることができそうです。
そのための、ヒントになる本も、このブログでは紹介してるので、少しでも助けになれれば嬉しいです!
特にHSPの方には、この記事を作るときにも参考にした『HSPのためのハッピーアドバイス』、ぜひ読んでみて欲しいです!!
生きづらさを減らし、自分らしく生きることに繋がっていくはずです。
本の紹介記事はこちら。