こんな人におすすめの記事
・「ルックバック」の見どころを知りたい
・映画の感想を共有したい
・友情ドラマが好き
・泣ける映画が見たい
・自分の原点を思い出したい
1時間の映画なのに、
すっごい泣いてしまいました。
感想・見どころ
まだ見ていない人へも配慮して、ネタバレは少なめにしたいと思います。
(完全に何も知らない状態で見たい人は、これより下は見ない方がいいかも!)
後悔をする意義
誰しも、「あの時、ああすればよかった。」と後悔することがあると思います。
主人公、藤野が、「私、なんで漫画描こうと思ったんだろう」と思ったように。
後悔をしないように生きようという言説は、力強いし、多くの人に共感されるモノだと思います。
でも、誰しも、後悔する。
この映画を見て、後悔には、
「自分の原点を思い出す」という意義があるのではないかと感じました。
後悔するほうに選択したのも自分自身です。
「その選択をしたのはなんでなんだっけ?」
「誰のおかげでその選択をしたんだっけ?」
そのように思い返すことは、自分の原動力を探ることにつながるはずです。
映画のタイトルを借りるなら、
自分の原点を「ルックバック」する。
そういうメッセージが込められた映画に感じました。
感情むき出しの描写
私は、原作の方は読まずに映画を見たのですが、
アニメーションとしての描写の仕方が、とても鮮やかで、強烈でした。
キャラクターの動きが、その人の心情をうまく表していて印象的だったのが、
主人公藤野が、とあることに喜んで、田んぼ道をスキップするシーン。
とても高く飛び跳ね、泥まみれでも関係なし。
そして、右手と右足を一緒に挙げる不器用なスキップ。
ちょっとしたことでもすぐに喜ぶ、若い頃にありがちな、その不器用さと、
舞い上がったような、その高揚感、
それがうまく表現されていると感じました。
たしかに、小中学生の頃とかって、
ちょっと人から褒められたり、
逆に、馬鹿にされたりしたりしたことで、
それを言った人が想像してないだろうほどに、
心に強く響くことってあったな、と思います。
他にも、アニメーションとして鮮明なシーンが多い映画でした。
音楽による心情の表現
特に印象的だったのが、
主人公藤野が、友人、京本との思い出を振り返るシーンでの音楽。
あのシーンでの、藤野の感情の深さと、
大音量で壮大に移り変わってく音楽のマッチが素晴らしかったです。
その時の、藤野の中で溢れ出てきていた心情が、音楽そのもののようでした。
また、劇中の音楽を聴きたいな、と思ったら、サウンドトラックというものもありました!
ここでしかまた味わえない音楽があります。ぜひ見てみてください。
まとめ
映画「ルックバック」、1時間とは思えない、情動が詰まりに詰まった映画でした。
・友情ストーリーを味わいたい方、
・感動する映画が見たい方
おすすめです。
おそらくいるであろう、原作漫画を読みたくなった方は、こちらも見てほしいです↓!
ぜひ、あなたの大切な原点となる思い出を、ルックバックしてみてください。